秋から冬へと変わりゆくこの頃🍁
これから一段と寒くなる季節、体調管理に気をつけながら、
年内残り2ヶ月乗り越えていきたいですね❄
最近私は「仰天ニュース」というテレビ番組で、
うなぎの蒲焼のサルモネラ食中毒についての放送を見ました。
仕事柄、普段から耳にしている食中毒菌がテレビで放送されるとついつい見入ってし
まいます(笑)
基本的にサルモネラ菌は熱に弱く70度、1分の加熱で死滅すると言われています。
その菌がなぜしっかり加熱をした蒲焼きで発生したのか💥😱
それは調理工程に大きな原因がありました。
原因の前に...
『サルモネラ菌』とは
家畜等の腸内に存在し、それらと接触したり肉等を食べた際に感染する可能性があるといわれています。
症状は、下痢・嘔吐・発熱等で重症化すると意識障害を引き起こします。
長時間放っておくと菌が全身にめぐってしまい重症化することもあるそうです。
今回の原因として3つ挙げられていました。
①保管方法
処理された生のうなぎを蒲焼きにした後、発泡スチロールで保管されていたこと。
(発泡スチロールは保温効果が高く、加熱したあとの蒲焼を熱が取れないまま37度前後で保管されていた。)
※サルモネラの増殖発育至適温度は37℃程とされており、保健所の実験結果で4時間放置してると100倍、6時間放置していると1000倍以上になった。という報告も。
②タレの使い回し
①のサルモネラが付着した白焼きをタレに付けたあと、焼くことで本来は死滅するはずが、タレにもサルモネラが付着し、焼きあがったあとも同じタレを使用していた。
③軍手の使い回し
作業中、従業員は軍手はしていたが生のうなぎを触った後、焼きあがったうなぎにも触れていた。
これにより生のうなぎに付着していたサルモネラが白焼きにも付着。
①,②でサルモネラが増殖し、さらに③の軍手の使い回しによる2次汚染で食中毒悪化を促しました。
今回の集団食中毒は、299人に症状があらわれ、32人が入院となりました。
通常、うなぎを調理・販売する際には必ず作業ごとの手洗いや消毒、軍手の交換など衛生管理が徹底されているといいます。
しかしこの店は、土用の丑の日で臨時での販売だった為、うなぎを調理するにあたっての詳しい人はおらず、調理工程の手順書もなかったようです。
今回の処分内容は営業禁止となり、その後作業手順や衛生管理などの見直しの指導が入りました。
どこにでも起こりうる『食中毒』、これからの季節も油断できません。
弊社では便検査や拭き取り検査など検査を通して、安全で衛生的な食品の提供、
感染防止のお手伝いをしております。
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