お客様から、日々さまざまなお問い合わせをいただきます。
なかでも「腸内細菌検査で陽性者が出てしまった場合の対処」についてご質問をいただくことがあります。
これから暑くなるにつれて食中毒のリスクが高まり、特に「サルモネラ菌」で陽性が出る方が増えてくる傾向があります。
そこで、今回は
「もしもサルモネラ菌で陽性者が出てしまった場合、どのように対処するべきか」
をまとめてみました✨
九州保健ラボラトリーでは、サルモネラの陽性者が出次第、即日早急にお客様へお電話でご報告します。
サルモネラ菌に関しては、陽性であっても保健所への報告義務はありません。
(3類感染症に指定されている腸管出血性大腸菌・腸チフス菌・パラチフス菌・赤痢菌は保健所への報告義務有)
その後の対応については、基本的にご事業所ごとのご判断になります。
しかし、
「どのように対応するべきか分からない」
「無症状なのでお医者様に症状の説明の仕様がない」
というお声も多くお聞きします。
その場合には、結果報告書をFAXでお送りすることもできますので、そちらをご持参の上、‟産業医・主治医へのご相談” ‟医療機関の受診”をおすすめしております。
※下記図をご参照ください
❔何日後に再検査するべきか
A.陰性になるまでの期間は人それぞれですので、明確には申し上げられません。それぞれのご判断で、一定期間おかれてから再検査される場合が多いようです。医療機関でご相談ください。
医療機関を受診し、処方薬が出された場合は、それを全て飲み終えてから検査するというのも一つかと思います。
❔いつから食品を扱う業務に復帰できるのか
A.再検査を行い、サルモネラ菌が‟陰性”になったのを確認してからとお伝えしております。
前述にもありますが、陰性になるまでの期間には個人差があります。再検査しても陽性が続く方もなかにはいらっしゃいますが、検査を続けて、陰性になったことを確認してから復帰された方がより安心・安全ではないでしょうか。
今回は陽性が判明してからの対処についてお話させていただきましたが、まずはサルモネラ菌が検出されないように、普段から食中毒予防を行うことが大切です。
特に、サルモネラ菌が検出される原因になりやすい、鶏肉・鶏卵の扱いには十分に注意をしましょう。
まとめ↓↓↓
【参考】
・食品取扱従事者のサルモネラ属菌検出時の対応
https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/161060-1-10.pdf