温泉に行くと、「飲泉所」として湯口などから温泉の水が飲めるようにしてあることがあります。表示されている温泉の効能を見ながら、約コップ一杯程度をゆっくり飲むと良いようです。(色んな温泉などのホームページを見せていただいた結果です)
「飲む」ことについては、こちらで色々書かれていました。
https://www.spa.or.jp/onsen/528/
飲泉カップがとてもかわいい!
日本では、あまり見かけないかと思いきや、温泉地や施設では売っているようです。
飲泉で有名なチェコのカルロヴィ・ヴァリでは、ポケットに入れて持ち運べるコンパクトなものも。…どれだけコンパクトでも割ってしまいそうで、おっちょこちょいの私はハラハラしますが💦
ちなみに、「飲める」温泉には、環境省の定める温泉利用基準(飲用利用基準)
があります。(以下抜粋)
飲用に供する温泉は、飲泉口において採取したものについて、年1回以上、一般細菌及び大腸菌群の検査を行い、別表の基準値に適合していることを確認すること。また、着色が認められる場合等必要に応じて、全有機炭素を検査すること。検査の結果、不良の判定を得たときは、直ちに飲泉を中止し、その原因を排除すること。
検査項目
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基準値
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一般細菌
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1ml中の検水で形成される集落数が100以下であること
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大腸菌群
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検出されないこと
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全有機炭素(TOC)
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5mg/L以下であること
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「飲む」のであれば、安心して摂取したい。こうやってきちんとした基準があり、守られていれば安心ですね!
また、飲用場所の表示や飲む許容量の明示についても定められているので、示されている場所以外の温泉のお湯を飲んだり、適量以上を飲んだりすることはやめておきましょう…。
ペットボトル飲料でも「●●温泉」の水もみかけます。
鹿児島は温泉も多く、飲料として売られているものも多いです。こちらも検索してみたら、鹿児島だけでも10種弱ありました。全国的にみると…どのくらいなんでしょうか。
各県で1種以上は存在する、温泉が有名な土地はもっと色々あると考えると、200種くらい存在するかもしれないと、思っております(正解はわかりません💦)
ミネラルウオーターにも、もちろん検査基準があります。
ちなみにミネラルウオーターというのは「水のみを原料とする清涼飲料水」をさします。
検査項目も多種で、容器や保存に関しても規定があります。
体に必要なお水。色んな飲み方がありますが、安心して飲むための検査について、知っているとまた見方が変わるかもしれないですね。
九州保健ラボラトリーでも温泉について色んな検査を行っております。
何かありましたら、是非ご相談ください。
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