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暮らしに関わる「食品・水質・腸内細菌」,新型コロナウイルスetc...検査のご紹介等

お魚に潜むモノ・・・。

皆さんこんにちは。

今回は営業担当のFがお届けします。

皆さんは腸炎ビブリオをご存じでしょうか。

少しハーフっぽい名前でありますが、ハーフではありません。

海水中や海泥中にお魚などに付着している細菌です。

ちなみに、私は、九州の新鮮なお魚の刺身が大好きです!

 

今回は「腸炎ビブリオ」を紹介します。

 

1)菌の特徴

 ・好塩菌の一種で、水温が15℃以上になると活発に活動

 ・海水温度が高くなる5月から増加し、8~9月の夏場が特に増加

 ※冬場でも潜んでいるかもしれません

 

2)潜伏期間

 ・8時間~24時間(短い場合2~3時間)

 

3)症状

 ・激しい腹痛や下痢、発熱、はき気、おう吐など

 

4)予防ポイント

 ・真水(流水)でよく洗い流す

 ・魚介類の調理に使った器具もよく洗い、消毒する

 ・冷蔵庫で保存(できれば4℃以下)

 ・加熱をしっかりと行って食べる(75℃1分間)

 

ちなみに、焼き魚も大好きです!

もう一つヒスタミンを紹介します。

皆さんは「ヒスタミン」をご存じでしょうか。

少し外国人っぽい名前ではありますが、外国人ではありません。

ヒスタミンが多く蓄積された食品、特に魚類やその加工品を食べることに

よって発症するアレルギー性の食中毒です。

 

1)食中毒の症状

 ・顔面、特に口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましんや腹痛、おう吐、

  下痢などの症状

 ※重症の場合、呼吸困難や意識不明になることもあります

 

2)ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれる赤身魚とその加工品がほとんど

 

3)一度ヒスタミンができると、煮ても焼いても減りません

 

4)予防ポイント

 ・生の赤身魚は常温で放置しない

 ・冷蔵でも長期間で保存すると、増える可能性があるので早めに食べる

 ・加工品も低温(冷蔵)で保存

 ・凍結と解凍の繰り返しをしない

 ・食べた時、舌のしびれ(ビリビリ)を感じたら食べない

 

大好きなお魚でも、上記のような症状等が出た時は、必ず早めに病院へ受診しましょう。

 

まだまだ暑い日が続きますし、想像以上の局地的大雨やコロナウイルスの感染拡大など気が休まらない日も続きますが、ご自宅にいる時などおいしいお魚や鶏肉を食べながら、一杯の楽しみで、この逆境を乗り越えていきましょう。

 

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